川口漁協と恵比寿さま
平成28年10月20日、恵比寿像建立にあたり、晴天の下、厳かに
神事が執り行われました。
川口漁業協同組合においての長年にわたる願いが叶い、恵比寿像を
建立する事ができました。
この先、航海と操業における安全、そして豊作を見守って
くださることと存じます。
恵比寿様は右手に釣り竿、左手に鯛を抱えている姿が特徴で、
いかにも親しみを感じてしまいます。
釣り竿には「釣りして網せず」、つまり利益だけを追求すること
なく、清らかな心をもちなさいという、商人を戒める意味が込め
られいるようです。商売繫盛の神様の所以ですね。また、その
いでたちから大漁旗に描かれていることも多く、漁村では豊漁の
神様として祀られてきました。
福をもたらす神様としてお正月には欠かせない七福神の中のお一人
ですが、恵比寿様だけは他の神様と違い、日本で生まれた神様
なんです。
大黒天、毘沙門天、弁財天はインドのヒンドゥー教から、福禄寿、
寿老人、布袋は中国から招来した神様とされています。
恵比寿様は、国造りの神イザナギ、イザナミの子供で、「大漁追福」
「商売繁盛」「五穀豊穣」をもたらす、漁業や商業や農業の神様
として信仰を集めたといわれています。
昨年10月、恵比寿像建立後初めての「恵比寿祭り神事」を執り行う
ことができました。
恵比寿様にはわたくしたちの航海・操業の安全と大漁・豊作、
そして皆様のご健康と安全、地域の発展を見守っていただきたく、
よろしくお願い致します。